リュディエ通信 Vol.94

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YAカレント同好会 リュディエ通信 Vol.94

2026/9/25発行

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こんにちは。YAカレント同好会です。

YAカレント同好会が運営するメールマガジン「リュディエ通信」。

毎月25日に、乳幼児・小学生・中高生に関する

鮮度の高い情報をYAカレント同好会会員の

皆様にお届けしています!

・・・・・・・・・・・・・・目次・・・・・・・・・・・・・・

[1] ライトノベルAtoZ 第46回「ライトノベルと『一冊で一区切り?」

[2] 名作ライトノベル紹介

[3] 編集部だより

[4] DBジャパン新刊information

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[1] ライトノベルAtoZ 第46回「ライトノベルと『一冊で一区切り?』」


漫画では、単行本一冊の終わりが物語の明確な区切りになっておらず、

話が次巻以降に続くことは比較的当たり前のことでしょう。

一方で、ライトノベルをはじめとするエンタメ小説では、

(もちろん例外はありますが)大きなストーリーは続きながらも

一冊ごとの物語にはある程度の区切りがついていることが一般的かと思います。

これは、雑誌連載を単行本にまとめるのが基本の漫画と、

(雑誌連載もないわけではありませんが)書き下ろしで

刊行されることの多い小説との違いが表れているのでしょう。

数ヶ月から一年、場合によっては数年に一度しか次巻が出ない小説で

「主人公たち大ピンチ! この先どうなってしまうのか! ……次巻へ続く」を

やってしまうと読者のストレスが大変なことになってしまいますからね。

さて、こうした傾向は、ライトノベル作家の登竜門である

新人賞にも影響を与えています。

一般に、新人賞へ応募する作品は、規定の分量の中である程度区切りがあり、

物語として完結している方が評価されやすいとされています。

プロとして活動する以上、一冊分の物語で読者に満足感を与える力が

求められているからでしょう。

しかし、前述の通り例外はあります。

ごくまれな例(私の知る限りは唯一)ですが、

続きものを前提とした応募作が新人賞を受賞したケースがあるのです。

残念ながら、その作品は長い間次巻が出ることはなく、

作品自体のクオリティの高さに加え、「幻の続刊」の存在も相まって、

いつしか伝説的な一冊として語られるようになりました。

ところが、なんとつい先日、その作品――滝川羊『風の白猿神(ハヌマーン)』

(富士見ファンタジア文庫)のKADOKAWAからの復刊と

二巻刊行のニュースが発表されました! 

果たしてどんな展開が待っているのか、

私自身もワクワクしながら、その行方を見届けたいと思います。 

(執筆:榎本事務所 榎本海月様)

 [2] 名作ライトノベル紹介

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第44回 虚淵玄『Fate/Zero』(星海社文庫)
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魔術が存在する現代世界。日本の地方都市・冬木市には、ある秘密があった。
数十年に一度、あらゆる願いを叶える万能の器「聖杯」が現れるというのだ。

七人の魔術師が集い、伝説上の英霊を「サーヴァント」として召喚し、
自らは「マスター」となって彼らを駒として戦いに臨む。
そして、最後まで勝ち残ったマスターとサーヴァントだけが
聖杯を手にすることができる。

魔術師の世界で暗殺者として恐れられる衛宮切嗣と、
彼のサーヴァントであるセイバー(剣士)をはじめ、
七組のマスターとサーヴァントが、それぞれの思惑を胸に冬木市へと集う。
その先に待つ残酷な運命と破滅を知る由もなく……。

本シリーズは、もともとパソコン用ノベルゲームとして発売された
『Fate/stay night』のスピンオフ小説で、原作の10年前を描いた前日譚です。
当初は同人誌として刊行され、のちに商業出版されました。
さらにアニメ化をはじめとするメディアミックスも展開され、
広く知られる作品となりました。

『Fate/Zero』のヒットは、ノベルゲームという性質上、
触れる機会が限られていた『Fate/stay night』の世界を、
より幅広い層へと広げる大きな転換点の一つとなりました。
原作もすでにアニメ化されていましたが、本シリーズのアニメ化によって
「Fate」の名を知った人も少なくありません。

もちろん原作そのものが魅力的だったことは言うまでもありませんが、
本シリーズ自体も、数多くのキャラクターがそれぞれの事情や背景、
目的に従って動き、互いに影響し合いながら次々と脱落していく、
ドラマチックな展開が存分に描かれています。
単独の作品としても非常によくできた作品であることは間違いありません。

(執筆:榎本事務所 榎本海月様)

[3] 編集部だより

読書の秋に向けて、子どもたちの小学校では例年通り

今年も図書委員会が、ポスターやスタンプラリーの準備を進めています。

折り紙の鶴や手裏剣などの手作り景品も用意しているそうです。

学校では、地元の公立図書館の方が年に10回程度

出張おはなし会に来ていただいているほか、

毎週水曜日には図書館ボランティアによる読み聞かせもあります。

誰かにすすめてもらったり、読み聞かせで出会った本を

自分でも手に取ったり、そんな小さなきっかけが、

本との出会いを広げてくれたらと思います。

[4] DBジャパン新刊information

~新刊案内~

『「好き!」からさがすお仕事さくいん ゲームにかかわるお仕事』

A5・124頁 定価5,500円(本体5,000円+税10%)

ISBN: 978-4-86140-768-0

2026年9月刊行

2010~2025年に国内で刊行された「ゲーム」にかかわるお仕事について

書かれた絵本、紙芝居、児童文学、ライトノベル、学習まんが・図鑑を

職業・知識別に紹介。職業選択・キャリア教育の参考本の選書や、

テーマ展示、レファレンスにも最適!

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YAカレント同好会のDBジャパン

DBジャパンが提唱するYAカレントとは、

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ポピュラーなYA書籍群を指します。

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最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。

「リュディエ通信」次回は2026年10月25日(日)に配信予定です。

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発行元:YAカレント同好会(株式会社DBジャパン)

「リュディエ通信」編集部