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YAカレント同好会 リュディエ通信 Vol.22
2020/9/25発行
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こんにちは。YAカレント同好会です。

YAカレント同好会が運営するメールマガジン「リュディエ通信」。

毎月25日にYAカレント同好会会員の皆さまに、
“ヤングアダルト”にまつわるお役立ち情報をお届けしています。

厳しい暑さから一変、涼しくなり“読書の秋”そして
“食欲の秋”の季節になってきました。
たとえば『おいしい読書』をテーマに、
“料理”や“食べもの”がテーマになった小説であったり、
外食ではなく“家食”を楽しむ方のための
レシピ本や雑誌を取り揃えてみてもいいかもしれませんね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・目次・・・・・・・・・・・・・・・
[1] ライトノベルAtoZ 第十回「ライトノベルという名前はいつ普及したか?」
[2] 名作ライトノベル紹介
[3] コラム「第三回 リュディエセミナー 歴史・時代小説がわかる! 
レファレンス索引づくりからみえた作品トレンド」動画セミナーご案内
[4] 「未来の図書館に求められる役割を考える読書会」開催しています
[5] 読者アンケート ※抽選で3名様にDBジャパンの索引をプレゼント!
[6] DBジャパン新刊information
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[1] ライトノベルAtoZ 第十回「ライトノベルという名前はいつ普及したか?」

前回紹介した通り、1990年にパソコン通信で
「ライトノベル」という言葉が誕生しました。
では、この言葉はすぐさま世間に広まったのでしょうか……
というところで、いったん話を切らせていただきました。
勿体ぶった言い方でお分かりかと思いますが、すぐには世間に広まりませんでした。

90年代、出版社も、書店も、そして読者も、
「ライトノベル」という言葉を使っていた形跡はあまり見つけられません。
「ヤングアダルト」「ジュブナイル」という以前からあった
思春期の若者向け作品のジャンル名、あるいは「ティーンズノベル」
「ファンタジー文庫」などという言葉がしばしば使われました。
私個人の記憶を申し上げれば、行きつけの図書館の棚には
「ヤングアダルト」と書かれていたことを強く覚えています。

では、「ライトノベル」という呼び名はいつごろ広がり始めたのでしょうか。
きっかけは90年代後半、インターネットの普及だったようです。
かつてパソコン通信で語られ始めたこの言葉は
ネットの海で次第に使われるようになり、やがてゼロ年代前半にかけて、
一部のプロ作家たちも自分たちの書いているのが「ライトノベル」である、
と意識するようになっていきます。

決定的だったのは2004年です。この年、「ライトノベル」の名前を
冠した本が次々と刊行されました。
『ライトノベル完全読本』『このライトノベルがすごい』などです。
かくいう私も『完全読本』や『ライトノベル・データブック』などの制作に関与しています。

この年のことを私は「ライトノベル発見ブーム」と呼んでいます。
ライトノベルと呼ばれる小説ジャンルは既にありましたが、
それが世間一般に発見され、意識されるようになったからです。
そしてもう一つ、それまでは他にもいろいろ候補があった名前が、
「ライトノベル」にほぼ一本化されたのも、
この時の出来事であったと考えていいでしょう。

(執筆:榎本事務所 榎本海月様)

[2] 名作ライトノベル紹介

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第十回 樹川さとみ『楽園の魔女たち』(コバルト文庫)
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ヨンヴィル国、虹の谷。とんでもない田舎に、エイザードという
魔術師の住む塔「楽園」がある。たびたび立ち退きを求められている彼のもとに、
四人の美少女が弟子として集められた。学院のマッドな天才サラ、
男装の剣士ファリス、毒舌皇女ダナティア、幼女にして人妻マリア。
一癖も二癖もある魔女たちの行くところ、次々と騒動が巻き起こる。
しかし彼女たちの師匠であるエイザードはもっととんでもない謎の持ち主で……。

ここまでは主に少年向けのライトノベルを紹介してきました。
少女向け作品をライトノベルに入れるべきかどうかは諸説あり、
近年はあまり混ぜないほうが主流のようですが、
視野を広げて悪い事はないと思いますのでこの作品を紹介します。

このシリーズは四人の弟子たちのうち誰かを主人公にし、
それぞれの活躍や楽園での日々を描くのが主です。
そこで発揮されるキャラクターたちの個性や、
小気味いいやりとりが何よりの魅力なのですが、それだけではありません。
本作で描かれる魔法は、ゲーム的・システム的なものではなく、
非常にあやふやで、謎に満ち、時に危険で、しかし魅惑的なものです。
古典的ファンタジーのそれと言っていいでしょう。
ではこの作品の雰囲気は陰鬱なのかというとそうでもなく、
バイタリティ溢れる弟子たちが突き進んでいく爽快な物語でもあるので、
いいとこどりができる作品なのです。

(執筆:榎本事務所 榎本海月様)

[3] コラム「第三回 リュディエセミナー 歴史・時代小説がわかる! 
レファレンス索引づくりからみえた作品トレンド」動画セミナーご案内

YouTubeにて公開中のリュディエ動画セミナー。
第三回目は、8月に刊行いたしました
「テーマ・ジャンル・歴史上の人物からさがす歴史・時代小説2017」の
索引づくりで集めた908作品の歴史・時代小説のデータをもとに、
トレンドを紹介していきます。

今回は、その一部である、「歴史上の人物・偉人」の
ランキングをご紹介いたします!

<「歴史上の人物・偉人」ランキング>
1位…織田信長
2位…豊臣秀吉(羽柴秀吉)
3位…徳川家康
4位…徳川吉宗
5位…長谷川平蔵
6位…西郷隆盛(西郷吉之助)
7位…徳川家斉
8位…松平定信(楽翁)
9位…大久保利通(正助、一蔵)
10位…伊達政宗(藤次郎)

このように、戦国武将で屈指の知名度を誇る
織田信長が第一位という結果になりました。

日本史上最も有名な未解決事件ともいわわる「本能寺の変」を
題材した小説や、2017年の大河ドラマにもなった「おんな城主 直虎」に
関連する小説など、織田信長が登場する作品が数多くみられました。
そして、織田信長を含めた“三英傑”といわれる
豊臣秀吉、徳川家康が二位、三位と続きました。

また5位の長谷川平蔵は、実在した火付盗賊改方長官で、
池波正太郎氏の時代小説『鬼平犯科帳』の主人公です。
ドラマにもなっている言わずと知れた人気作ですね。

ちなみに「年号・時代」タグでもっとも多かったのは戦国時代。
戦乱を生きた武将のドラマが描かれた作品は魅力的ですね。

動画セミナーでは、「歴史上の人物・偉人」以外にも
各種ランキングをご紹介いたします。
テーマ展示やレファレンスの参考にしていただけると幸いです。
どうぞお楽しみにしていてください!

[4] 「未来の図書館に求められる役割を考える読書会」開催しています

昨今、人口減少をはじめ読解力の低下、ICT の導入など、
図書館を取り巻く社会的な環境が大きく変化しています。
これらの社会的環境の変化を受けて、各種課題図書を通じ、

未来の図書館について考えるための場として
DBジャパンでは図書館における豊富な知見をお持ちのベテランの方々にご参加いただき
読書会を開催しています。

これまで二回開催し、一回目は新井紀子氏の著書
『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』、二回目は
宮口幸治氏の著書『ケーキの切れない非行少年たち』を取り上げました。

2冊の本に共通するテーマは“読解力”について。
読解力を上げるために図書館でサポートできることについて、
特別な支援が必要な子どもに対してのフォロー、
成長に従っての興味のある本の紹介、
子どもだけではなく大人に対してのビジネス支援…など
様々なご意見を伺いました。

この読書会でのご意見を元に、DBジャパンでは
図書館をサポートできるような事業について考えていきます。

[5] 読者アンケート
アンケートにご協力いただきました方の中から、
抽選で3名様にDBジャパンの既刊索引を1冊プレゼント!
※当選された方には、メールでご連絡いたしますので、
その際に送り先のご住所をお知らせください。

Q1 “ヤングアダルト”層にオススメ(もしくは実際に読まれている)の
書籍を教えてください。

Q2 ご自身のお仕事でのスキルアップのために、
どのような勉強をされていらっしゃるか教えてください。

Q3 ご自身のお仕事で、図書館業務において参考になった本を教えてください。

Q4 セミナーで講演を聞いてみたい内容があれば教えてください。

下記、応募フォームよりご応募ください。

▼▼▼
https://ya-current.com/magazine22inquery/

※10月22日(木)までを締め切りとさせていただきます。

[6] DBジャパン新刊information
~新刊案内~
「テーマ・ジャンルからさがす ライトノベル・ライト文芸2014.7-2014.12 
① ストーリー/乗り物/自然・環境/場所・建物・施設/学校・学園・学生
/文化・芸能・スポーツ/暮らし・生活/ご当地もの」
A5・376頁 定価(本体22,000円+税)
ISBN: 978-4-86140-118-3
2020年9月刊行

「テーマ・ジャンルからさがす ライトノベル・ライト文芸2014.7-2014.12
② キャラクター・立場/職業/人間関係/アイテム・能力/作品情報」
A5・408頁 定価(本体22,000円+税)
ISBN: 978-4-86140-119-0
2020年9月刊行

「テーマ・ジャンルからさがす」ライトノベル・ライト文芸シリーズの新刊!
選書やレファレンス、ブックトークなど用途に合わせて
ライトノベル・ライト文芸が選べる図書館レファレンスツール!

その他書籍情報はコチラから▼▼▼
http://www.db-japan.co.jp/info-cat/syoseki/

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YAカレント同好会のDBジャパン

DBジャパンが提唱するYAカレントとは、
その時期に、中学生・高校生によく読まれている
ポピュラーなYA書籍群を指します。

https://ya-current.com/

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最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
「リュディエ通信」次回は2020年10月25日(日)に配信予定です。

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発行元:YAカレント同好会(株式会社DBジャパン)
「リュディエ通信」編集部