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YAカレント同好会 リュディエ通信 Vol.38
2022/1/25発行
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・・・・・・・・・・・・・・・・・・目次・・・・・・・・・・・・・・・
[1] ライトノベルAtoZ 第十八回 「ライトノベルのタイトル」
[2] 名作ライトノベル紹介
[3] コラム 「角川武蔵野ミュージアム見学レポート Vol.2」
[4] 読者アンケート ※抽選で3名様にDBジャパンの索引をプレゼント!
[5] 司書トレ新着information
[6] DBジャパン新刊information
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[1] ライトノベルAtoZ 第十八回 「ライトノベルのタイトル」

タイトルは作品の顔、と言います。ある作品について知ろうとした時、
真っ先に入ってくる情報ですから、しばしば作品の印象を大きく左右します。
表紙も同じように「顔」といえる部分ですが、本棚に収まっている場合は
通常、背表紙のタイトルと作者名くらいしか見えませんし、
作品リストでタイトルだけ目に入る、ということも珍しくないでしょう。

では、ライトノベルにおけるタイトルの「特徴」はあるのでしょうか。
ライトノベル全体で見ますと、他の小説や漫画、アニメなど
各種のエンタメとさほど違いはないように思われます。
いくつかのパターンがあり、時にはそれらを組み合わせながら、
いかに作品の内容を正しく提示し、また読者の興味を惹くか、
試行錯誤がなされているのです。

サブタイトルや各巻のタイトルまで話題を広げると
膨大な文章量となってしまうので、ここでは
シリーズの全体タイトルに絞って話をさせてください。

たとえば、作品のテーマや雰囲気を表現する言葉を
タイトルにしているケース(『スレイヤーズ』『フルメタル・パニック!』など)や
主人公やヒロインなど登場人物名をタイトルにしているケース
(『灼眼のシャナ』など)は、単純に名前をそのまま使うだけでなく、
異名や通称を持ち出す派生ケースも多々見ます(『ゼロの使い魔』など)。

政治や戦争を扱うスケールの大きな作品では、
舞台の名前を付けたり、「記」「録」「戦記」など
古典的な作品にも付くような言葉を組み合わせる
というケースも多いようです(『ロードス島戦記』など)。

もちろん、これらの枠にはまらないタイトルもあります。
いわゆる「なろう系」を中心に、特徴的なタイトルの付け方が
なされています。文章系とも短文系とも呼ばれるケースで、
タイトルがまるであらすじのように作品の内容を紹介して
いるのです(『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』など)。

インターネット掲示板における、スレッドのタイトル文化を
ルーツにするとも言われているこのパターンは、
タイトルだけで、ある程度作品の傾向が分かるのが強みです。
好みに合わない作品を避けやすいわけですね。

膨大なネット小説の中から選んでもらうのに有利であるうえ、
ライトノベルも書店でシュリンク包装をされるようになる中で、
読者にアピールしやすいために、増えていったのでは
ないかと考えられています。

(執筆:榎本事務所 榎本海月様)

[2] 名作ライトノベル紹介

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第十八回 森岡浩之『星界の紋章』『星界の戦旗』(ハヤカワ文庫)
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「門」と「平面宇宙」による超光速航法が確立し、
人類が宇宙の各地で繁栄している時代。その半分を支配しているのは、
遺伝子改造された種族「アーヴ」が主導する
「アーヴによる人類帝国(帝国)」であった。

ハイド星系政府トップの息子であるジントは、
父が降伏して自分の星が帝国に編入されたがために、アーヴ貴族となってしまう。
やがて帝都へ向かうことになったジントの前に現れたのは、
生まれながらのアーヴ貴族である王女ラフィール。
思わぬ形で孤立した二人は、生き抜くために協力し合い、
その中で分かり合っていく……というのが『星界の紋章』シリーズ。

続く『星界の戦旗』シリーズでは帝国軍人となった二人と、
彼らが出会う新たなキャラクターたちが、「帝国」と他の国家の
壮大な戦争に翻弄されていく物語が展開されているのです――。

レーベルが、一般的に“ライトノベルレーベル”とは
認識されていない「ハヤカワ文庫」ということもあって、
人によってはこの作品はライトノベルではない、
と考えるかもしれません。しかし、個性の立ったキャラクターや
アニメ風のイラスト(その後アニメ化もされました)で、
ライトノベルの定義は十分に満たしていると思いますので、紹介します。

実際、このシリーズは(その非常にハードSF的に作り込まれた
世界設定と裏腹に)非常に物語世界に入って行きやすい作りになっています。
幼少期を人類全体から孤立した地域で育ったジントは
おおむね世間知らずで、この世界について何も知らない読者は
彼と重なる形で物語に没入していくことができるのです。

そんな彼と出会うラフィールは一見とっつきづらい性格に見えて、
深く付き合っていくと実に可愛いところのある
キャラクターであることがわかります。このような作りは、
ライトノベルのそれとよく似ているのです。

一方、世界観の作り込みも尋常ではありません。
完全に創作されたアーヴ語をはじめ、遺伝子改造された種族と
そうでない人類が共存・対立したりする世界の仕組みや、
そこで生まれる感情や対立が徹底的に考え込まれている
ところなど、なんとも奥深い世界が待っているのです。

(執筆:榎本事務所 榎本海月様)

[3] コラム 「角川武蔵野ミュージアム見学レポート Vol.2」

12/25号では、角川武蔵野ミュージアム1Fにある
マンガ・ラノベ図書館についてお届けしましたが、
今号では4Fに広がる「エディットタウン」を紹介していきます。

4Fでエレベーターを降りると同ミュージアム館長の松岡正剛氏が監修した
ブックストリートが現れます。
従来のNDC分類ではなく、“記憶の森へ”や“世界歴史文化集”などの
9つの「書域」、さらには10列の「書列」のオリジナルな方法で分類。
“文脈”ごとにその世界観に接することができるよう、
約25,000冊の書籍を配架し、利用者の興味が
次々と広がるような工夫が凝らされています。

同ミュージアムはハイ&ローをコンセプトとしていて、
マンガ・ラノベ図書館は“ローカルチャー”である一方、
エディットタウンは、図書館、美術館、博物館の三館が融合した
“ハイカルチャー”に位置しています。

さらにブックストリートの奥に位置する「本棚劇場」は、
高さ約8メートルの本棚で構成された圧巻の知的空間。
約30,000冊の本に映像を投影したプロジェクションマッピングが
定期的に上演され、訪れる者を楽しませてくれます。

まさにエンタメ&カルチャーの宝庫であり、
YA層のあらゆる知的好奇心を満たしてくれる
角川武蔵野ミュージアムから今後も目が離せません。

[4] 読者アンケート
アンケートにご協力いただきました方の中から、
抽選で3名様にDBジャパンの既刊索引を1冊プレゼント!
※当選された方には、メールでご連絡いたしますので、
その際に送り先のご住所をお知らせください。

Q1 “ヤングアダルト”層にオススメ(もしくは実際に読まれている)の
書籍を教えてください。

Q2 レファレンスで参考にされている情報(情報サイト、情報誌)を教えてください。

Q3 ご自身のお仕事に関連することで「学び直し」したいことが
あれば教えてください。

Q4 セミナーで講演を聞いてみたい内容があれば教えてください。

下記、応募フォームよりご応募ください。

▼▼▼

リュディエ通信vol.37 アンケート

※2月23日(水)までを締め切りとさせていただきます。

[5] 司書トレ新着information

「選書と資料管理」(小中学校図書館)を新たに追加しました!

★「選書と資料管理」内容紹介
「学校図書館ガイドライン」をもとに、
小中学校の図書館の資料収集とその管理から
廃棄・更新までの業務の基本を解説。
「学校図書館図書標準」や選書のためのツールなども、
具体的に紹介しています。

▼▼▼

選書と資料管理 中村 伸子

その他コンテンツも公開中!
司書トレのサイトはコチラから▼▼▼

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[6] DBジャパン新刊information
~新刊案内~

「テーマ・ジャンルからさがす物語・お話・乳幼児絵本2020」
A5・588頁 定価25,300円(本体23,000円+税10%) ISBN 978-4-86140-232-6
2022年1月刊行

「テーマ・ジャンルからさがす物語・お話・乳幼児絵本2019」の続編。
選書、レファレンス、読み聞かせなど、用途に応じて絵本が選べる
便利な図書館のレファレンスツールです。
2020年に日本で刊行された絵本2,069作品を収録。

その他書籍情報はコチラから▼▼▼
https://www.db-japan.co.jp/books/

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YAカレント同好会のDBジャパン

DBジャパンが提唱するYAカレントとは、
その時期に、中学生・高校生によく読まれている
ポピュラーなYA書籍群を指します。

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最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
「リュディエ通信」次回は2022年2月25日(金)に配信予定です。

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