リュディエ通信 Vol.10

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YAカレント同好会 リュディエ通信 Vol.10
2019/9/25発行

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こんにちは。YAカレント同好会です。
YAカレント同好会が運営するメールマガジン「リュディエ通信」。
毎月25日にYAカレント同好会会員の皆さまに、
“ヤングアダルト”にまつわるお役立ち情報をお届けしています。

何にでも対になるものはあるようで
お月見は十五夜、十五夜のあとにくる十三夜があり、
どちらか一方のお月見しかしないことを片見月というそうです。

先ごろ10年ぶりの改訂新版を出し話題になった『広辞苑』。
実はこの夏に漢字は違うけれど、同タイトルの本
『銀魂公式ファンブック 広侍苑』が出版されています。

新たな対の誕生なるか!? は冗談としても
本を手に取るきっかけになるといいですね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・目次・・・・・・・・・・・・・・・
[1] 第二回「リュディエセミナー」講師高橋恵美子先生インタビュー
[2] YAカレント同好会オススメ 今月の“YA”作品
[3] 読者アンケート ※抽選で3名様にDBジャパンの索引をプレゼント!
[4] DBジャパン新刊information
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[1]  第二回「リュディエセミナー」講師高橋恵美子先生インタビュー

11月の図書館総合展にて、DBジャパンは初日の11月12日(火)、
二日目の11月13日(水)に両日とも13:00~13:45で
スピーカーズコーナーを開催します。

スピーカーズコーナーにご参加いただいた後、
弊社ブースでアンケートにお答えいただいた方には
各回15名様に、抽選で
「テーマ・ジャンルからさがすライトノベル・ライト文芸2017.1-6 (1)」を
プレゼントいたします!

抽選に外れた方も、索引にまつわるものをプレゼントいたします。
詳しくは当日、ぜひスピーカーズコーナーにお越しください

11月12日(火)に講演いただくのは、日本図書館協会の学校図書館部会長であり、
法政大学兼任講師、東京学芸大学の非常勤講師として幅広く活躍されている
高橋恵美子先生です。

長年、神奈川県立の高等学校で学校司書として勤められてきた高橋先生は
1989年頃から、学校図書館にマンガを置くことを推奨されてきました。
2003年のアメリカニューメキシコ州の図書館大会では
日本のマンガ紹介のスピーチを行なわれたり、
日本図書館協会のホームページではアメリカ図書館協会(ALA)が
発表している「10代向けおすすめマンガのトップテン」内の日本のマンガを
紹介されたりと、図書館とマンガを結びつけるご活動に尽力されています。

“YA”をテーマに開催しているリュディエセミナーの第二回として、
今回11月12日(火)の図書館総合展で高橋先生に
「マンガを図書館に!~学校図書館を中心に~」と題し、
図書館資料としてのマンガの有益性や、マンガ普及の問題点などに
ついてお話いただきます。

今回は、講演内容の一部を高橋先生からお伺いしました。

―DBジャパンではYAカレント(その時期に、中学生・高校生に読まれている
ポピュラーなYA書籍群)を研究していますが、
高橋先生がお考えのYAカレントとは何ですか?

はい。その作品の種類にかかわらず、情報を吸収し、楽しかったと
思えることが重要だと考えています。
強いて言うなら、本どころかマンガ、ゲーム、映像でもいいと思っています。
必ずしも「読む」ことが必須ではないと考えています。

―本当におっしゃる通りだと思います! 弊社の「YAカレント」もまさに同様の
考え方でコンセプトを決めました。
今回の講演テーマは“マンガを図書館に!~学校図書館を中心に~”ですが、
ALAでは、10代におすすめのマンガが紹介されていますね。

そうですね。中でも、日本のマンガが数多くランクインしていて
注目されています。アメリカで日本のマンガが図書館資料として
高い評価を得ている表れだと思います。

―日本のマンガが海外で高い評価を得ていることは嬉しいですね。
高橋先生は、高校の学校図書館で司書をされていましたが、
実際に生徒の方にマンガを推薦されてきたのでしょうか?

はい。マンガはやはり生徒にとって身近な資料のうちの一つです。

読みたい、学びたいという動機づくりが大事で、司書は、
YA世代に読書の面白さを伝えるために、彼らが何に興味を
持っているのかに敏感になる必要があります。

生徒にとって身近な存在のマンガが図書館にあることで、通う動機付けに
なりますし、図書館に行くことが“日常”になり、読書の楽しさを知る
きっかけにもなると思います。

―そうなのですね。しかし、マンガが置かれてない学校図書館も多いのですよね?

そうですね。マンガの導入に消極的な学校図書館は多いです。
その学校の教師だけでなく、司書自身が偏見を持っていることもあります。

また、司書が非正規雇用など、不安定な立場だったりすることで
マンガ導入の意見を学校に言いづらいというケースもあります。

アメリカでは、学校図書館にマンガを入れることに意欲的です。
ALAの本では、マンガを扱った授業プランも紹介されています。
授業とマンガを結びつける動きがより積極的になってきたら
日本の学校図書館でもマンガを取り入れやすくなるのでは、と思っています。

―図書館でのマンガ資料の有益性の高さや、図書館へマンガが
置かれるには様々な問題があることがわかりました。
国際基準としてマンガの学習資料としての価値が高まれば
マンガの導入が進みそうですね。
11月12日(火)のスピーカーズコーナーでは、
実際の学校図書館への導入事例、高橋先生のおすすめのマンガも
お伺いできるとのこと、楽しみにしています!

インタビューでは、内容を一部だけご紹介いたしました。
11月12日(火)のスピーカーズコーナーでは、
図書館資料としてのマンガについて、高橋先生の見解を時間が
許す限りお話いただきます。

11月13日(水)は弊社社長の三膳が、「ライトノベル・ライト文芸が分かる!
~レファレンス用索引づくりで見えてきた作品トレンド~」と題して、
司書の皆様からいただいたアンケートで関心が高かった
ライトノベル・ライト文芸について、レファレンス用索引づくりから見えた
作品トレンドをお話します。

次回10/25号のリュディエ通信にて講演内容を
ピックアップしてご紹介します!

[高橋恵美子先生 ご略歴]
高橋恵美子(たかはしえみこ)
1949年、北海道生まれ
東京学芸大学卒業後、長年にわたって神奈川県立高等学校に学校司書として勤務。
現在東京大学大学院博士課程在籍。法政大学兼任講師、東京学芸大学非常勤講師、
日本図書館協会学校図書館部会長
著書に『学校司書という仕事』(青弓社)ほか

[2]  YAカレント同好会オススメ 今月の“YA”作品
YAカレント同好会がオススメする“ヤングアダルト”な一冊

○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○

『スケルトンは月を見た』
(アルファル 著、KADOKAWA、2019年8月5日発行)

○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○

ただ存在していただけの骸骨(スケルトン)が
いつしか意思を持ちはじめ、旅にでます。

旅での出会いはさまざまな感情の発見。
人間に憧れる骸骨の目に映る世界は
いつもと違う景色を見せてくれます。

読者自身も、自分が月を見上げたのはいつだったかなと
気持ちを深呼吸させてくれる作品です。

[3]  読者アンケート
アンケートにご協力いただきました方の中から、
抽選で3名様にDBジャパンの既刊事典を1冊プレゼント!
※当選された方には、メールでご連絡いたしますので、
その際に送り先のご住所をお知らせください。

Q1 “ヤングアダルト”層にオススメ(もしくは実際に読まれている)の
書籍を教えてください。

Q2 ヤングアダルトサービスの配架・陳列作業で
お困りのことをご記入ください。

Q3 ヤングアダルトサービスの配架・陳列作業で
工夫していることをご記入ください。

Q4 セミナーで講演を聞いてみたい方がいたら教えてください。

下記、応募フォームよりご応募ください。

▼▼▼
https://ya-current.com/magazine10inquery/

※10月18日(金)までを締め切りとさせていただきます。

[4] DBジャパン新刊information

『テーマ・ジャンルからさがすライトノベル・ライト文芸2017.7-2017.12 (1)
ストーリー / 乗り物 / 自然・環境 / 場所・建物・施設 / 学校・学園・学生 /
文化・芸能・スポーツ / 暮らし・生活 / ご当地もの』
A5・456頁 定価(本体15,000円+税)
ISBN: 978-4-86140-057-5
2019年9月刊行

『テーマ・ジャンルからさがすライトノベル・ライト文芸2017.7-2017.12 (2)
キャラクター・立場/職業/人間関係/アイテム・能力/作品情報』
A5・552頁 定価(本体15,000円+税)
ISBN: 978-4-86140-058-2
2019年9月刊行

<用途に沿ったライトノベル・ライト文芸選びに有能!
「テーマ・ジャンルからさがす ライトノベル・ライト文芸」
2017.1-2017.6(1)(2)の続編!>

異世界転生をする作品が知りたい、
好きな本に似たジャンルの作品を探している、
動物が出てくる作品を探している、
コミカライズされている作品が知りたい…
など読者の要望に沿ったレファレンスに応えられる!
「テーマ・ジャンル」から引けるライトノベル・ライト文芸の索引。
2017年7月から12月に日本で刊行されたライトノベル・ライト文芸
1,384作品を編纂。

その他刊行情報はコチラから▼▼▼
http://www.db-japan.co.jp/info-cat/syoseki/

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YAカレント同好会のDBジャパン

DBジャパンが提唱するYAカレントとは、
その時期に、中学生・高校生によく読まれた
ポピュラーなYA書籍群を指します。

YAカレント同好会のウェブサイトへようこそ!

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最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
「リュディエ通信」次回は2019年10月25日(金)に配信予定です。

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配信停止をご希望の方は以下よりお手続きをお願いいたします。

◇「YAカレント同好会」配信停止手続き
https://w.bme.jp/bm/p/f/tf.php?id=dbjapan&task=cancel

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発行元:YAカレント同好会(株式会社DBジャパン)
「リュディエ通信」編集部

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